梅雨の時期に強くなるペットの匂いをどうにかしたい！解決法3つ
ジメジメした梅雨の時期、ペットの匂いは強くなりがちです。匂いというのは最初は臭く感じていても、慣れてくるとだんだん嗅覚が麻痺して分からなくなってしまうものですよね。 もし「あれ、うちの家ちょっとペット臭がするかも？」と思ったら、それはかなり匂いがきつくなっている証拠。 お友達が家に来た時に、「動物臭い家」なんてレッテルを貼られてしまうかもしれません。それだけは絶対避けたいものです。

それで、梅雨に入ってからペットの嫌な匂いに気付く前に、ぜひ"脱ペットの匂い対策"に取り掛かりたいと思います。 この記事では、梅雨時期にペットの匂いが強くなるのはなぜか、ペットの匂いに悩まされないために、飼い主としてできる対策を3つご紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧になり、参考になさってください。

梅雨にペットの匂いが強くなるわけ

梅雨独特の、あの強い"匂い"の原因となるのは、ズバリ増殖した細菌です。 細菌が増殖する条件は温度と湿度が関係しています。 気温20度以上、湿度70%以上になると細菌は爆発的に増加します。

つまり、ジメジメとした梅雨の時期は細菌にとって最高の季節なわけです。 私たち人間は毎日お風呂に入って体を清潔にするので、梅雨時期でも匂いは特に気にならないかもしれません。 でも、毛に覆われたペットは毎日お風呂に入るわけではないので、梅雨の時期は特に臭くなってしまうのです。

では、梅雨時期はペットの匂いに我慢するしかないのでしょうか？ ポイントは、梅雨に入る前に対策をすることです。 ではこれから、梅雨前に準備しておくと助けになる秘訣を、厳選して3つご紹介します。

匂い対策①〜短くカットする

梅雨の時期、匂いの元である細菌が繁殖しやすい場所は、主にペットの毛です。 ペットの毛は人間と比べものにならないほど、とにかく量が多いんです。 人間の場合、ひとつの毛根に生えている毛は3本くらいですが、犬や猫はひとつの毛根に7〜15本も毛が生えています。 それが体全体を覆っているわけですから、毛に湿気や汚れが溜まりやすいというのも頷けますね。

それで、梅雨が始まる前に全体の毛を短くカットしてしまいましょう。 短い毛には湿気は溜まりにくいので、それだけで細菌が繁殖しづらくなりますよ。

匂い対策②〜こまめなシャンプーをする

体に付着してしまった細菌は、シャンプーで洗い流すのが1番効果的です。 1ヶ月に2回くらいペットをシャンプーしてあげると、匂いをずいぶん抑えることができます。 「本当は毎日洗いたいんだけど」って思うかもしれませんが、それはやめましょう。 というのも、ペットの皮膚は人間より弱くて敏感なので、洗いすぎるとかえって皮膚が傷ついてしまうからです。

皮膚にトラブルを抱えると、皮膚病特有の匂いが発生するので、それだと本末転倒ですよね。 適切な頻度でシャンプーした後は、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。 濡れた状態で放置すると、またまた細菌が繁殖してしまうので、しっかり乾かすのがポイントです。

気をつけたい点として、シャンプーはペットにとって負担が大きい作業なので、ペットの体調が悪い時はシャンプーしないようにしましょう。 また、老齢のペットの場合など、シャンプーをしてあげたいけどなかなかできないということもありますよね。 そんな時は、水のいらない「ドライシャンプー」を使ってみましょう。ベットの体に負担をかけることなく、匂いと汚れをある程度落とすことができます。

匂い対策③〜洗うのはペットだけじゃない

いくらペットが綺麗になっても、ペットが普段使っている毛布や犬用の服が不潔だと意味がありませんよね。 梅雨時期はそれらを毎日洗う感覚で、ベット周りの環境を清潔に保つようにしましょう。 頻繁に洗えないベッドなどのペット用品は、タオルを上に敷いて、そのタオルを頻繁に洗うようにするといいかもしれません。一度細菌が増殖してしまった布製品は、洗ってもなかなか匂いが取れないということがあります。 それで、匂いがつく前にいつも綺麗にしておくことは大切です。

日々のお手入れが最強の匂い対策

ここまでで、いくつかの匂い対策をお伝えしました。 でも、これらの方法の効力が最大限に発揮されるのは、"毎日のお手入れの積み重ね"このひとことにつくでしょう。

例えば、普段から定期的にシャンプーされているペットと、たまにしかシャンプーされていないペットでは、明らかに前者のほうがシャンプーされることに慣れていますよね。 シャンプーに慣れているペットは、おとなしくシャンプーさせてくれるので、洗う時間も短くて済みます。 短くて済むということは、ペットだけでなく飼い主にとっても負担が少ないということです。 負担が少ないことは続けていきやすいものです。

こんなふうに梅雨時期の匂い対策は、日々のお手入れをどれだけするかにかかっているといえます。 でも、忙しくて時間がなかったり、体調が優れずお手入れどころじゃなくて、お手入れしたくてもできない時ってありますよね。そんな時は無理せずにプロの力を借りましょう。

まとめ

いかがでしたか？
梅雨時期にペットの匂いが強くなる理由と、その対処方法をお伝えしました。 匂いの原因は細菌で、主にペットの毛に細菌は増殖しやすいということがわかりました。 匂いを軽減するためには、ペットの毛を短くし、普段のお手入れを続けることが1番の対策だということも学べました。

「動物臭い家」なんて言わせない。「動物がいても清潔な家」だったら、お友達を家に招くのも怖くありませんね。 ペットも家も綺麗にして、梅雨時期を乗り越えていきましょう！