必見!犬に咬まれずに自宅でお手入れしたいなら◯◯せよ
リミングに連れて行くのもいいけど、できれば犬のお手入れは自分でしたい。そう思っておられる方は多いと思います。 それでも、いざやろうとすると、じっとしてくれない犬のお手入れってなかなか大変ですよね。 そんなこんなであたふたしていると、「ウゥー!ガブッ!」 なんと、愛犬に咬まれてしまいました。 ショックと悲しみと怒りの気持ちがこみ上げてきます。 「せっかく綺麗にしてあげようと思ったのに!」 また別の時にチャレンジしようと試みますが、以前噛まれたことを思いだすとなんだか緊張してしまいますよね。 こんな時、「プロのトリマーはどうやって咬まれずにお手入れしているんだろう。」 確かに気になりますよね。 そこで、この記事では、お手入れの時に咬んでしまう犬に対して、どんなふうに咬まれずにお手入れできるか、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。 ぜひ最後までご覧になり、参考にしてみてください。

お手入れの時に咬む犬の気持ち

犬を含め動物は、意味もなく人間を咬むということはありません。 ペットとして飼われている犬は、あなたのことが大好きなので、特にそう言えるでしょう。 では、お手入れされる時になぜ咬んでしまうのか、犬に聞いてみましょう。

「恐いからだワン」

犬にとって、お手入れは決して気持ちの良いものではありません。 使用される道具は見慣れませんし、大きな音もします。 そして何よりその道具を使おうとしている飼い主がドキドキしているのがすごく伝わってきます。 飼い主の手を見ると・・プルプル震えています。 犬の立場に立って考えたら、「なんか恐い!やめて!」と思うのも無理はありませんよね。 なおかつ、以前に爪切りで失敗して血が出たり痛い思いをした記憶があると、なおのこと、それはもうトラウマと言ってもいいくらい恐ろしい瞬間です。 咬むことで身を守ろうとする犬は、それだけお手入れのシチュエーションを怖がっているということがわかりますね。

「痛いからだワン」

犬にとって痛みを伴うお手入れは不快であり、その際に咬むことで痛みを避けようとする場合があります。 無理やり引っ張って行なうブラッシングや耳掃除は、皮膚の薄い犬にとってはかなり痛い作業になってしまいます。 毎回痛みを伴うお手入れをされているなら、お手入れに使う道具を目にしただけで、拒否反応を示すようになってしまうでしょう。

咬まれずにお手入れするために役立つグッズ

恐かったり痛い思いをすると、犬は飼い主を咬んでしまうということがわかりました。 それでもお手入れしないといけない時、どうすればいいんでしょうか。 誰も咬まれたくはないですよね。 では、咬まれずにお手入れをするために役立つグッズをご紹介します。

エリザベスカラー

エリザベスカラーは、犬の首にかける大きな円錐状のカラーです。 エリザベス1世の肖像画をご覧になった方はご存知かもしれませんが、まるでエリマキトカゲのように、大きな襟が顔の周りを覆っている形をしています。 犬や猫の場合、手術をした後に、傷口を舐めないようにエリザベスカラーを着用することがありますよね。 実はこのエリザベスカラーが、お手入れの際に大活躍するんです。 透明ではないエリザベスカラーを着用させると、犬は首から下を目視することができません。 目視できないということは、お手入れの道具を見ることもないので、犬自身の不安が軽減されます。 また、もし咬もうと思っても、エリザベスカラーが邪魔をして咬むことが物理的にできなくなります。 この「咬むことができない」という事実は、飼い主を本当に安心させます。 双方が安心した空気はお互いにいい影響を及ぼし、結果として穏やかにお手入れをすることができるのです。

口輪

口輪は、犬の口を閉じることができる装置です。 お手入れ中に犬が咬むことを防ぐだけでなく、安全な状態で作業を行なうことができます。 ただ、エリザベスカラーと違って、お手入れされている様子を目視できるので、見ることによって不安が増す犬は、恐い気持ちを軽減することができないかもしれません。 また、口輪は犬のマズルを常に握っているようなものなので、犬にとっては不快な状態です。 マズルをつかむというのは、服従を強制していることを表す仕草だからです。 口輪をする時は、なるべく短い時間にしてあげるようにしましょう。

バスタオル

バスタオルを使って犬の体を包み込むことで、ある程度犬の動きを制御することができます。 布が好きな犬なら、お気に入りのタオルに包まれるだけで落ち着いてくれることもあります。 ただバスタオルは、比較的犬が自由に動けるので、咬むことを防ぐのにはあまり形として適していません。 エリザベスカラーや口輪をされるのをどうしても嫌がる犬の場合には、バスタオルの方法を取り入れるといいでしょう。 また、バスタオルで包むと犬全体の動きが見えないので、圧迫しすぎて犬が骨折やケガをしないように、よく注意しなければいけません。

犬の気持ちに寄り添ってお手入れすれば大丈夫

犬がお手入れの際に咬むという行動は、不安や不快感から生じるものです。 私たち飼い主が犬の気持ちに寄り添い、優しく慎重にアプローチをすることで、犬は安心してお手入れを受けやすくなります。 飼い主がビクビクすると犬もビクビクし、落ち着いて接するなら犬も落ち着きます。 ビクビクしないというのは難しいかもしれませんが、今日ご紹介したグッズを使うなら、安心してお手入れすることができますよ。 それでも、もし自分でお手入れするのが難しいと感じた場合は、決して無理をせずプロにお任せしましょう。 自宅でのお手入れ、頑張ってくださいね!